単なるDBを超えた「データプラットフォーム」が実現する、
次世代の医療物流基盤
InterSystems パートナー開発事例
高速データ処理と最新デバイス制御の
融合により、医療現場のDXを支える
背景:職種を超えた連携を支える「止まらない」リアルタイム性
現代の病院経営において、薬剤師が専門業務に集中できる時間を確保することは医療の質向上のための最優先事項です。そのため、日中はSPD(院内物流管理)スタッフが中心となって在庫管理や取り揃えを行い、夜間は薬剤師がその運用を引き継ぐという高度な業務分担が進んでいます。
この24時間体制の運用において、「いつ、誰が操作しても、在庫情報や作業状況が正確かつリアルタイムに更新・共有されていること」は、医療安全を守るための絶対条件です。当社はInterSystemsパートナーとして、この情報の分断を許さない現場の要求に対し、InterSystems IRISを用いた高度な技術実装を通じて、強固なデータ基盤とデバイス制御の融合を支援しています。
テクノロジーの核心:なぜ、InterSystems IRIS なのか?
一般的なデータベース(RDB)では到達が難しいパフォーマンスを、IRIS独自のアーキテクチャーを活用した当社の技術実装によって解決しています。
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【図】InterSystems IRISによる次世代医療物流プラットフォーム
「ネイティブアクセス」による
高速レスポンス
IRISは、SQLを介した通信だけでなく、プログラムコードからデータベース構造へ直接アクセス(直接操作)することが可能です。 これにより、一般的なDBで発生する翻訳オーバーヘッドを排除。膨大な処方データと在庫ロジックを瞬時に照合し、現場の手を止めない「高速・低遅延」なシステム環境を技術面から実現しています。
データベース内で動作する
「リアルタイム制御基盤」
IRISは単なるデータの保存場所ではなく、通信制御機能をプラットフォーム内に統合しています。 IRIS上にソケットサーバーを構築し、ピッキングカートやハンディターミナルといった現場デバイスとDBをダイレクトに接続する仕組みを実装。中間サーバーを廃したシンプルな構成により、通信遅延の解消とシステム全体の堅牢性向上を両立させています。
多種多様な環境を繋ぐ
「統合ハブ能力」
外部システムからのデータ取込み、需要予測に基づく自動発注、仕入データの受信など、異なる通信プロトコルをIRIS一基でセキュアに一元管理しています。
システムの継続的な進化:最新モバイル環境への対応能力
当社は、本システムの核となるIRISの内部構造から、医療物流特有の複雑な業務ロジックまでを深く理解し、長年にわたり開発・保守に携わっています。この知見を活かし、時代の変化に合わせたシステムの進化を技術面からリードしています。
Android環境へのリプレイス・最適化能力
従来のWindows Embedded Compact 7を採用したハンディターミナル環境から、Android OSを搭載したハンディターミナル環境への円滑なリプレイスと最適化を支援しています。
IRIS側の高速な通信ロジックを維持・継承しつつ、フロントエンドを最新化することで、システムの長寿命化と現場の操作性向上を両立。
既存資産を最新の技術スタックへ適応させる、高度なマイグレーション技術を提供します。
システムがもたらす成果
薬剤師の専門業務へのシフト
在庫管理業務を標準化・可視化することで、薬剤師が本来の業務に専念できる環境を構築。薬剤管理指導料等の算定増に寄与しています。
医療安全の徹底とミス排除
バーコードスキャンと重量検知をリアルタイムに同期させ、ヒューマンエラーを物理的に排除。ロット管理による患者様別の厳格なトレーサビリティも確保可能です。
サプライチェーンの最適化
蓄積されたデータに基づく需要予測により、欠品リスクを低減しながら在庫の最適化を実現します。
InterSystems パートナーとして
世界中の金融機関や医療機関の基盤として採用されている「InterSystems IRIS」。その圧倒的な信頼性を、現場のニーズに合わせて最適化・実装できるのが当社の強みです。 パートナー企業様との協創を通じて、新規開発からシステムの刷新、最新デバイスへの対応まで、IRISの真価を引き出すソリューション開発を提供し続けます。
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